2010年4月10日 土曜日 快晴。
静かな糸魚川の朝に花火の音が響きます。
今日は祭りだぞ。
花火に続いて聞こえてくるのは御触れ太鼓の音。
十日の祭り、、、けんか祭りが始まります。
朝9時半、主役陣の一方、押上地区の神輿が一ノ宮の天津神社へ向かうところです。
今日の天津神社は屋台もたくさん出て、市内外はもちろん県外からも見物客が訪れます。
ヌーナ(手前)とジオマル(奥)もお出迎え。
いよいよ神輿がぶつかる境内へ。
神輿の重さは約300kg。 神輿を担ぐ「担ぎ手」と、神輿を引く「引き手」。
引き手の若衆は手ぬぐいでお互いの手を結び、神輿を引いて走ります。
ドーーーン。
「そら、いけ! そら、いけ!」 「わっしょい、わっしょい!」 声が飛ぶ。
二基の神輿をぶつけ合い、押し合います。
クライマックスは「御走り(おはしり)」と言われる、二基の神輿の競争。
それぞれ相手方の桟敷前から神輿を走らせ、拝殿裏にある幣殿を目指します。
どんでんどん、どんでんどん。 走れーー、走れー!
押上地区が勝てばその年は豊漁、寺町地区が勝てば豊作。
毎年どちらが勝ったかはっきりと勝敗はつかず、
お互いに「おら方の勝ちだ!」と言いながら「けんか神輿」の終了です。
今年も豊漁、豊作。 五穀豊穣を祈ります。