昨日「立山黒部アルペンルート」の最終地点、「室堂」へ行ってきました。
立山黒部アルペンルートは富山県の立山駅から長野県の扇沢駅を結ぶ交通路で、
国際的にも大規模な山岳観光ルートです。
室堂はアルペンルートの最終地点であり、立山登山の基点となる場所で、最高地点の標高は2,450m。
冬の間は雪に閉ざされ誰も立ち入ることはできませんが、ようやく除雪作業が終わり先日17日に全線開通。
本日はそんな「室堂」の様子をひとつ。
室堂へは立山駅から立山ケーブルカーに乗り、美女平(ビジョダイラ)駅で高原バスに乗換えます。
美女平~室堂までは23km。
しかし、高低差が約1500mもあるため、高原バスは50分かけてくねくねくねくね登ります。
ようやく着いたそこ、室堂はまだ真冬。 道路の両サイドには雪の壁。
その壁の高さなんと15メートル! 積雪の多い年には20メートル(10階建てビル相当)にもなるそうです。
雪の壁は除雪車が道路の雪を両サイドに積み上げてどんどん高く・・・ではありません!
要するに、積雪15メートルということ。 とても想像できる世界ではありませんよね。
ということで、実際の写真がこちら。
バスの高さは約3メートルですので、バス5台分の雪の壁が「雪の大谷」となって楽しませてくれました。
ちなみにこの雪がすべて消えるのは8月頃。 その頃には高山植物がの花が咲き、一面は若葉の緑。
全く違った景色が迎えてくれるのです。